Solana テストネット バリデータ運用時の注意点
はじめに
テストネットは、メインネットの検証環境であると同時に、SFDP などの評価・参加プログラムにおける前提条件にも関係します。
SLV を用いてテストネットバリデータを運用する際には、メインネットとは異なる制約や注意点が存在するため、事前に把握しておく必要があります。
SLV を用いてテストネットバリデータを運用する際には、メインネットとは異なる制約や注意点が存在するため、事前に把握しておく必要があります。
本ページでは、特に SFDP 参加バリデータおよび BAM Testnet 利用時に重要となる運用上の注意点を整理します。
SFDP 参加を前提としたテストネットバリデータ運用
SFDP プログラムに参加しているバリデータでは、テストネットにおいても メインネットと同種のクライアント構成を維持すること が前提となります。
評価対象は単なる起動可否ではなく、実運用に近い挙動や安定性、更新時の挙動を含めた一貫性にあります。
評価対象は単なる起動可否ではなく、実運用に近い挙動や安定性、更新時の挙動を含めた一貫性にあります。
SLV は、以下のテストネット構成に対応しています。
- Agave
- Firedancer
- BAM
メインネットで利用しているクライアントと同一系列のテストネットバリデータを起動してください。
BAM Testnet 利用時の注意点(地理的制約)
BAM Testnet を利用する場合、現時点ではネットワークレイテンシに強い制約があります。
BAM ノードとの ping が 35ms 未満であること が実質的な前提条件となっており、米国外リージョンからの接続では、接続が確立しない、または継続できないケースが多く確認されています。
BAM ノードとの ping が 35ms 未満であること が実質的な前提条件となっており、米国外リージョンからの接続では、接続が確立しない、または継続できないケースが多く確認されています。
そのため、BAM Testnet を利用する前に、以下を必ず確認してください。
- 対象となる BAM ノードに対して ping を実行し、35ms 未満で安定していること
- 35ms を超える場合は、そのリージョンでの BAM Testnet 利用を前提としないこと
BAM Testnet ノードの展開リージョン(2026年1月時点)
2026年1月時点で公開されている BAM Testnet ノードは、以下の 3 リージョンのみです。
- Dallas
- New York
- Salt Lake City
最新の展開状況については、必ず以下の公式ページを確認してください。
https://bam.dev/validators/
https://bam.dev/validators/
この状況を踏まえると、BAM Testnet を利用する場合は、
- 上記 3 リージョン
- または Chicago、Los Angeles などの米国内近接リージョン
にテストネットバリデータを展開することが、現実的な選択となります。
なお、EMEA / Asia への展開は予定されているため、現時点での米国内限定という状況は、恒久的な制約ではなく 期間的な制約 として認識しておくことが重要です。
テストネットバリデータの投票率が上がらない場合の確認
テストネットバリデータの投票率が上がらない問題に直面した場合は、ステークがバリデータに適用されているか を最初に確認してください。
Solana ではステーク量によってデータ伝播の優先順位が変わるため、ステークが 0 の場合は優先度が最低となります。その結果、バリデータが正常に動作しているように見えても、vote が恒久的に間に合わず、半分程度失敗していることがあります。
Solana ではステーク量によってデータ伝播の優先順位が変わるため、ステークが 0 の場合は優先度が最低となります。その結果、バリデータが正常に動作しているように見えても、vote が恒久的に間に合わず、半分程度失敗していることがあります。
explorer 上で無効になっている vote を確認するか、以下のコマンドで投票状況を確認してください。
bash
solana vote-account VOTE_ACCOUNT_PUBKEY -u testnetsolana vote-account VOTE_ACCOUNT_PUBKEY -u testnetvote が思うように成功しない場合は、次のコマンドでステーク量を確認してください。
bash
solana stake-account key.jsonsolana stake-account key.jsonステークは多いほど優先度が上がりますが、まずは数百〜数千でも効果があります。ステーク 0 の状態はペナルティ対象となる可能性が高いため注意が必要です。