最速の Solana インフラを構築する方法

最速の Solana インフラを構築する方法

2025.07.30
ERPCでは多くのSolanaトレーダーやプロジェクトを支援しており、特にレイテンシ改善に関して数多くのご相談をいただきます。今回は、Solanaインフラを構築する際に意識すべきポイントを、技術的な観点から具体的に解説します。

Solanaインフラ構築での重要な視点

Solanaで高頻度トレードを行う際、多くの方が「サーバーを近くに置けば速くなる」ということを理解しています。しかし実際には、以下の要素が特に重要です。
  • ストリームデータ(gRPC, ShredStreamなど)の受信
  • トランザクションデータの送信(POSTリクエスト)
この二つは一見同じように扱われますが、実は全く異なる特性を持っています。

「ストリーム」通信の落とし穴

「ストリーム」という言葉は高速に聞こえますが、実際には非常にレイテンシが高くなりやすい通信です。
通信方法遅延倍率(Ping値比較)特徴
Ping値(理想)1倍理想環境での最小遅延値
POST(単発送信)約2~3倍通信自体はシンプルで比較的軽量
ストリーム通信約5倍継続的接続でオーバーヘッドが大きい
このように、ストリーム通信は持続的な接続を維持し続けるため、距離に伴う遅延が大きく増幅されます。特にSolanaのリアルタイムデータを扱う場合、この影響は顕著です。

インフラは「ストリーム側」に近づけるべき

多くの場合、データ受信(ストリーム)とトランザクション送信(POST)は別々のデータセンターで動作しています。この場合、アプリケーションやサーバーはストリームの提供元に極限まで近づけることが重要になります。
理由としては、ストリームのレイテンシがPOSTに比べ圧倒的に大きいため、ストリーム側にインフラを寄せることで、総合的なレイテンシを大幅に削減できるからです。

ERPCのゼロ距離通信で最高速を実現

ERPCが提供するインフラは、以下の特徴により最速の環境を提供しています。
  • Solana RPCエンドポイントとVPS/ベアメタルが同じネットワーク内に存在
  • 外部インターネットを経由しないゼロ距離通信
これにより、専有サーバー同士のping値約0.1msの環境を実現しています。

ERPCのVPS/ベアメタルのメリット

ERPCのVPSとベアメタルサーバーは、Solanaのリアルタイムデータ処理に最適化されています。
項目VPSベアメタル
CPUクロック速度最大4.15GHzの最新AMD EPYC CPU最大5GHz以上の最新CPU
メモリタイプDDR5 RAM(高速帯域幅)DDR5 RAM(高速帯域幅)
ストレージNVMe SSD(第4世代以降)NVMe SSD(第4世代以降)
ネットワーク帯域1Gbps以上10Gbps以上
他ユーザーの影響仮想環境(他ユーザーと共有リソース)物理環境(完全専有リソース)
推奨用途グローバル分散展開、コスト効率局所集中型トレード、最高性能重視

料金表

専有ベアメタルサーバー

SLV Metal

EPYC VPS

Solana EPYC VPS

最適化とモニタリング

さらに、ERPCでは詳細なサーバーモニタリングサービスを提供しています。
  • 推奨リソース使用率:CPU、RAM、ストレージ共に30~40%がベストパフォーマンス
  • モニタリングツール:PrometheusとGrafanaを利用した詳細な可視化
  • 監視サービス:月額16ユーロで利用可能
インフラ性能を常に最適化・管理し、高速かつ安定したSolanaトレード環境を維持できます。

技術サポート・無料トライアルのご案内

具体的な相談や、ERPCのゼロ距離環境、各種無料トライアルについては、Validators DAO公式Discordにて随時受け付けております。
ERPCはこれからも皆様のプロジェクト成功を支援し続けます。今後ともよろしくお願いいたします。